十年後の今日が『十年後の今日という日』を知って生きる僕にとって後悔のない日に変わりますように。
〈あらすじ〉
ある日、一人のアイドルが自殺した。
そのアイドルの名は『秋月ひかげ』。まだ二十四歳だった。
僕はそのニュースを知って罪悪感に駆られていた。
そう──
僕は彼女のことを知っていた。
本名は『須藤心春』。幼い頃から気が知れた仲だったのだ。
だが、彼女がアイドルオーディションに合格してまもなく、あの出来事が起こった。
僕が十年間ずっと後悔してきた記憶。
僕は居てもたってもいられず、当時の学校まで足を運んだ。
そして学校の正門をくぐろうとした時、僕は信じられないような体験をすることになる。
◇ ◆ ◇
キャッチコピー
もしやり直すことが出来るのなら、僕は今度こそ君の味方でありたいと願う──。