令和3年度水の都おおがき短編小説コンクールに応募した作品です。
大垣市出身の小説家・中村航氏がプロデュースした「おおがき謎解き街歩き ~スマホでクイズラリーに挑戦!~」から着想を得た作品です。
開催当時、コロナ禍ということもあり、参加できたのはほぼ岐阜県民でした。
私はコロナ禍のなか滋賀県からちょうど岐阜県に引越し、様々な不安のなか生活をしていました。
その不安と、これから自分が過ごしていく場所への願いを込め、この物語を書きました。
【あらすじ】
彩乃は慎介からプロポーズを受け、住み慣れた滋賀県を出て慎介の実家に引っ越した。
結婚式の準備で忙しいなか、訪れたのは新型コロナウィルスだった。結婚式はキャンセル。近しい人にろくな挨拶もできないまま、岐阜県に引越した。
毎日ため息が出る生活。彩乃は、慎介からクイズラリーに誘われた。