ーー永遠を教えてくれたのはあなたでしたーー
「永遠の愛などない」婚約者を姉に奪われ、失意のうちに故郷・青森から仙台に出て来た二十歳の千鶴は、生きるために仙台・国分町で水商売の道に入ります。慣れない生活に戸惑う千鶴の前に、国分町で生まれ育ったナオキが現れ、影となって彼女を守り、永遠の愛があることを教えます。
第一部では互いを想うあまりすれ違う不器用な二人の出会いから五年間の恋物語を、東北一の歓楽街である仙台・国分町を舞台に、四季の移ろいや国分町でたくましく生きる人々の人間模様と共に描きます。
第二部は第一部で結ばれた二人のその後の物語です。ささやかな幸せの中で、やがて二人の愛は最終章を迎えます。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。