【いつか、なんとも思わなくなる日がくるのかな。俺はそれが嫌なんだわ。ものすごく、怖いんだわ】
・あらすじ・
三十五歳の笹本将輔は、地元で行われた親友の結婚式で、ある既視感に襲われる。
それはかつて、舞台に立っていた頃に見た光景。
生涯こいつだけだと決めた相方と、共に見た光景だった。
夢を見ること
若いということ
才能というもの
努力というもの
情けなくても何もなくても、人生は続く。鈍く光る鉛色の水が、全てを飲み込んでいくみたいに。
・お知らせ・
ステキブックスより電子書籍化。(改題『あおいはしの、その先の』)
10/7発売、ステキストアからご購入頂けます→ https://sutekibooks.com/
ステキブンゲイ掲載の『あおばし』に、別主人公の連作小説とエピローグを加えた三部構成となっております。
※電子書籍発売に合わせまして、全話公開から一部公開に切り替えております。