#音楽 の作品

あいのうた ――再び始めたその先に――
 合唱を趣味とする主人公は「上手くなりたい、上手い合唱団で歌いたい」という向上心の結果、セミプロの合唱団で歌うようになっていた。しかしそれは、高い技術水準の中で歌える喜びと共に、頑張り続けることに疲れたり、自分の限界を感じたりする日々でもあった。  仕事の都合で渡米が決まった時も「もうその合唱団で歌えない」と残念に感じるだけでなく「もう努力し続ける必要はない」という開放感を抱いてしまう。  渡米後は、合唱に関して完全燃焼したつもりで「もう二度と歌うことはない」と思っていた主人公。ところが、アメリカで知り合った友人から現地の市民合唱団に誘われて、その決意が揺らいで……。  プロレベルの合唱団で自分に出来うる最高の音楽を求めるのではなく、アマチュアの市民合唱団で音楽をゆるやかに楽しむ。再び歌い始めた主人公は、アマチュアなりの楽しみ方を思い出したり、また「同じアマチュアでもアメリカの市民合唱団は日本の市民合唱団とは違う」とカルチャーギャップを感じたりするのだった。  そして、アマチュアとして歌う中での、一つの到達点が……。 (「カクヨム」「小説家になろう」でも掲載しています)
群青よ、歌え 
No Image
御堂涼真(みどう りょうま)高校二年生、陽キャでスクールカーストトップの彼は頭脳明晰なイケメンであり、ユーモアもある紳士。彼の周囲には常に美男美女が集まり、毎日面白おかしい高校生活を送っていた。 だからこそ彼はその完璧な青春に――退屈していた。 「ねー、いい加減付き合おうよ~」 「付き合ったら、お前としかデートできなくなるじゃん」 「いや、それが普通なんですけど」 周囲の美少女達と仲良くしながらも、恋も愛もなくただただ友達として接していた涼真だったが、ある日彼は、とある美しい歌声に惹かれて、一人の少女と歌に運命的な出会いを果たす。 「もしかして……同じクラスの地道(じみち)さん、だよ……ね?」 「っ!! な、ななななんで御堂君がここに!?」 それは涼真のクラスメイトであり、彼がこれまで視界の端にすら入れていなかった、クラスの最底辺と揶揄される地味系オタク女子の地道瑠璃子(じみち るりこ)だった。 最初はぎこちない関係の二人だったが、ひょんなことからライブイベントに出ることになる。 「みんなにさ、叩き付けようぜ瑠璃子の歌。世界をぶっ飛ばそう」 「涼真君、そんなの私には無理だよ……」 「大丈夫、全部俺に任せろ。作詞作曲編曲から主要な楽器の演奏までマルチにこなせるのが、この御堂涼真様よ」 こうして涼真の完璧で退屈な青春は終わりを告げ、群青色の恋が始まったのだった。 *完結まで執筆済み *ラブコメ要素は風味程度 *ハッピーエンド保証 *ヒロインNTR等一切無し *主人公はヒロイン一筋