#音楽 の作品

Herec ~一度音楽をやめた奴らが『社会人バンド』を組む話~
ストリング・クロス
こんな時代だからこそ、弾き手と聴き手の絆を、忘れないために…… 空良(そら)は、定期旅客船で旅をしていたある夜、船内で音楽を演奏する仕事で乗船していたヴィオリスト・笠舞那岼(かさまい なゆり)に出会う。 共通の趣味のお酒や、偶然暴漢から那岼を助けたことなどを経て、少しずつ親密になっていく2人。 出会った翌日の昼下がり、展望デッキで昨夜に続いて偶然顔を合わせた空良と那岼。しかし、突然空良は甲板へと倒れてしまう。 部屋へと運び看病する那岼と、意識を取り戻した空良。そこで空良が語り始めた"思い出"は、那岼の想像を絶するものだった…… 偶然から巡り会った2人の、運命を大きく動かす物語が、幕を開ける! ヴィオラをテーマ楽器に据え、聴き手を主人公とした音楽系ノベルです。 主人公が再生に、ヒロインが願いに挑む姿が、1人称によって展開してゆきます。 物語の雰囲気を彩るものとして、お酒も多く登場し、物語の流れを締めるため、バトルファンタジー要素も含まれています。 "弾き手と聴き手の絆"を大テーマに据え、楽器奏者からも高い評価をいただいたことがある、本格派の作品です。 老若男女を問わず楽しんでいただける、エンターテインメント作品に仕上がっていると思います。 (第2回ステキブンゲイ大賞1次選考通過作品) --------------------------- 著者:悠川 白水(サークル 白水の小説棚) 表紙イラスト:みやび(サークル 梟の栞)
あいのうた ――再び始めたその先に――
 合唱を趣味とする主人公は「上手くなりたい、上手い合唱団で歌いたい」という向上心の結果、セミプロの合唱団で歌うようになっていた。しかしそれは、高い技術水準の中で歌える喜びと共に、頑張り続けることに疲れたり、自分の限界を感じたりする日々でもあった。  仕事の都合で渡米が決まった時も「もうその合唱団で歌えない」と残念に感じるだけでなく「もう努力し続ける必要はない」という開放感を抱いてしまう。  渡米後は、合唱に関して完全燃焼したつもりで「もう二度と歌うことはない」と思っていた主人公。ところが、アメリカで知り合った友人から現地の市民合唱団に誘われて、その決意が揺らいで……。  プロレベルの合唱団で自分に出来うる最高の音楽を求めるのではなく、アマチュアの市民合唱団で音楽をゆるやかに楽しむ。再び歌い始めた主人公は、アマチュアなりの楽しみ方を思い出したり、また「同じアマチュアでもアメリカの市民合唱団は日本の市民合唱団とは違う」とカルチャーギャップを感じたりするのだった。  そして、アマチュアとして歌う中での、一つの到達点が……。 (「カクヨム」「小説家になろう」でも掲載しています)