キキョウと呼ばれる謎の液状生命体と美少女たちとの闘いを描く。 国民的アイドルである中和泉咲桜に姿を変えたキキョウが海道高校天文部の部室を襲った。中和泉咲桜、そして彼女と瓜二つの容姿を持つJK小田島里美――二人の美少女が対峙する。キキョウである咲桜は、自らもキキョウを駆使する里美に敗北を喫するも、巻き込まれた同級生の樋山真武や霧田美波らにそれぞれ傷痕を残した。樋山が里美からキキョウについての知識を少しずつ得ていく中、キキョウは樋山が想いを寄せる霧田美波を利用して再度攻撃を仕掛けて来た。 【主な登場人物】 ・中和泉咲桜　国民的アイドルグループの一員 ・小田島里美　女子高生 ・樋山真武　　里美の同級生 ・霧田美波　　樋山の幼馴染 ・森次弥生　　里美の同級生 ・小田島花絵　里美の姉 ・立花絵里子　ＯＬ ・各務雅裕　　絵里子の上司 　

後悔と未練を残しながらも、彼のもとを去った立花絵里子。 彼女を引き留めることが出来ず、後悔と未練にまみれた神堂慧太朗。 住み慣れた街を離れて東京の芸能事務所で裏方の仕事に就いていた彼女のもとに、深夜ラジオの番組のオファーがあった。 深夜ラジオは都会の片隅でさまざまな想いを送り、さまざまな想いを受け止める。 あなたは今、幸せですか。 あなたは今も、わたしと過ごした日々を憶えているかしら。 あなたは今も、わたしの夢を見てくれることがあるかしら。 あなたは今も、、、、

　俺はこれまで多くの人間を死に追いやって、死神のノルマを助けた。その功績を買われ、死神から思いがけない恩恵を受けることになった。 「おまえはもうすぐ死ぬ」と予言された数日後、目蓋ひとつ動かせなくなって病院のベッドに横たわる俺のところに、死神は再び現れた。俺が欲しいもの全てを持っているあいつに転生させてやるという約束を果たすために……

「バレンタインって春の季語なんだって」 俺には一つ年上の幼馴染がいる。彼女の名前は桐田真衣。幼い頃は一つの年の差なんて、あって無きが如しだったのに、中学高校と進むに連れて、開くはずのない年齢差が開いたかの如く二人の距離は遠のいた。その距離に比例するかのように、俺ばかりが一方的に恋心を募らせている。

「迎え火」は、ご先祖様の霊が浄土から迷わずに自宅へと戻ってくるための目印です。 「送り火」は、お盆を自宅で過ごしたご先祖様の霊が浄土へ帰るのをしっかりと見送るためのものです。 いずれも玄関先などで、焙烙（ほうろく）という素焼きの平皿に短く折った苧殻（おがら）をのせて燃やします。

「死んだ女のあそこは、あの世とこの世を結んでいるの」 不倫関係にあった男女の死体が発見された。行方不明の男の妻が重要参考人として手配されるものの、現場となった住宅の庭からはその妻の腐敗した眼球が発見されていた。

連作短編集（全五話）。 第一話「希と望／あなたとわたし」 第二話「十五光年先の」 第三話「あなたは今も、」 第四話「ティコとケプラー」 第五話「ハンカチを貸す理由」