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ハセベアツ
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投稿されたブンゲイ
終われなかった青い春を抱いて
大学一年生、夏。 もうすぐ後期を迎えるという頃、みつるは未だ高校時代のハンドボール部でのある試合の悔いに囚われ、体育会に入ることはしないまま、何か頑張りたいことも見つけられずにぽっかりと空いた穴を持て余して燻っていた。 しかし、後期に入って体育の授業としてハンドボールを選択し、そこで出会った同学年・同学部のひかると出会い、別の授業も重なっている等たくさんの共通点を持つ彼女と関わる中で大学生活が少しずつ楽しくなっていく。 しかし、ひかるは同じ県の出身で、高校時代のみつるもその悔いも知っていたようで……。 終わった青春の終わりを認められなかったみつるが、次の青春を探し始めるための物語であり、何度も同じ場にいて似た道のりを辿ってきた二人がやっと出会って何かが始まる物語。 まだ何も決めてないってことは、これから何だって決めていけるってことだ――。
青春
全9話
完結済み
#青春小説
#大学生
Good Mornings
No Image
由宇と凛が出会ったのは二年と少し前で、ルームシェアを始めたのは半年前。同じベッドで寝始めたのは一ヶ月前のことだ。 快活で甘え上手な凛と、淡白で真面目だけどアクティブな由宇は、同じ時間を過ごす相手としてに相性がよかった。 二人の関係性を表すなら、ルームメイト、友達、旅行仲間。 それくらいしか言い表しようがないけれど、一緒に寝るようになって以来、朝目覚めたときに凛が隣にいる景色を由宇は愛してしまっている。凛といるのはあまりに心地よくて、いつか手放せなくなるのが怖いくらいだ。 アンバランスだと思う気持ちを引け目に思っていたけれど、ある日、思っていたよりも凛も由宇のことを特別扱いしていることに気付き始めて……。 共通点がたくさん見つかって、相手と同じであることが嬉しいから、そういう自分になっておいてよかったと過去の自分を肯定できると思ったこと。 ずっと友達の距離感のまま、いつしか取り返しがつかないほど特別で大切になってしまったこと。 そんな相手に対して、どんな言葉を差し出せばいいのか分からないこと。 やっと特別に思われているみたいだと思い直したのに、ある朝、凛はとても寂しい顔を見せた。 確かに自分からは何もしてこなかったし、二人の距離が近付くときには必ず凛から働きかけていたと、由宇はこれまでのことを思い出す。
ヒューマンドラマ
全5話
完結済み
#ルームシェア
#百合
#恋愛未満