引っ越し作業の最中、どかした家具の裏から手紙が出てきた。 どうやら数年前に亡くなった妻がそこへ隠したらしい。 それは夫の私へ宛てた彼女からの最後のラブレターだった。 ☆彡表紙はノーコピライトガールより

海釣りから帰宅した夫の様子がおかしい。 玄関に置き去りにされた保冷ボックスから聞こえる物音は。 ☆彡表紙はノーコピライトガールより

男たちに支配され嬲られ、愛欲に流されてきたわたしには、秘めた計画があった。 愛のためなら破滅をも厭わない。 ☆彡R18性的暴力的な表現があります。苦手な方はご遠慮ください。 ☆彡表紙はノーコピライトガールより。

飲み会の終わり、間もなく終電も出てしまう時刻だ。同僚も帰ってしまった。 女性の先輩と二人きりになった彼は、酔った勢いで、ついこんなセリフを口走ってしまう。 「今日は…泊まって行きませんか」 ☆キンモクセイの花言葉は 　誘惑 　真実 　陶酔

信じていた恋人に裏切られた女がとった行動とは。 ホトトギスの花言葉は「永遠にあなたのもの」。 ☆彡グロテスクな描写があります。苦手な方はご遠慮ください。

引っ越しのついでに不用品を処分する。思い出も。

物言わぬ小さな命にも心があるんだよ きみに悲しい話をしよう 悲しい恋の話なんだ

薄汚れた空と灰色のビルの群れ 窓から眺めても そんな街の明かりが見えるだけ 寂しさも 人恋しさも 街を吹く冷たい風に流され 夜に溶けていく タバコの煙のように

あたしのエース 大好きだったお兄ちゃん ずうっとずうっと好きだから あたしが大人になるまで待ってて 大人になったら きっとエースに会いに行くよ 大好きなエース わたしのエース

顔も見たことがないきみに、僕は恋をしてみる。もしも、と想像してみるのだ。 もしもきみが僕の恋人だったならと。

☆傭兵に情など無い。『傭兵Blues』前日談。 小隊が凄腕のスナイパーに襲われた。 楽な任務だと言われていたのに、このままじゃ全滅だぜ。 そう言っている間にも、一人また一人と仲間がやられていく。 どうするよ。相棒。

敗色濃厚な戦場に負傷したサイボーグ傭兵が二人。味方に見捨てられた彼らたちに明日はあるのか。 戦争なんてくだらねえさ。 なあ相棒。おまえもそう思うだろ。 そのくだらねえ戦争ってやつから、やっとこれで足を洗えるんだから、これでいいさ。 これで。 ☆彡他サイトの「帽子」というお題で書いた掌編です。

僕は忘れない あの夏の夜 彼女と見た流星群を 僕の初恋のきみとの いつかの夏の甘酸っぱい思い出を ☆彡『いつかの夏が終わるまで』https://sutekibungei.com/novels/16d383a1-52f9-44ff-a4cd-ebcb3b462c3aサイドストーリーです。

あなたのリクエストはちょっと変わったものだった。たまにはそんなプレイも悪くない。と思ったのに。

ずうっとあとになってっから、僕はあれが恋だったと気づいた。

男たちの金と欲望にこの身をまかせ、わたしは惰性のままに生きて行く。 この夏が、いつかの夏が終わるまで。 美しい母と娘の堕落のクロニクル。 ☆彡サイドストーリー『初恋の庭で』https://sutekibungei.com/novels/c72247cd-52e0-40ae-839b-d1b5f9c35967 ◯登場人物 野々村朱音（ののむらあかね） 愛夢の母。 離婚後、生活のために高級クラブのホステスになり、やがてその美貌と身体目当てで群がってきた男たちの愛人になる。 野々村愛夢（ののむらめぐむ） 主人公。 母親似のひとり娘。 現状を変えようとする気概もなく、ただただ男たちの欲望に身を委ね、流されて行く。 【残酷な表現および暴力的な表現そして性的な表現あり】

☆彡表紙イラストは絵師の繪心彩月さまにお願いしました。 HP→https://yuri888art.com/ Twitter→⁦‪https://www.twitter.com/yuri338888‬⁩ 少年の夏の日。 秘密めいた場所。 静謐な森と豪奢な西洋館。 そしてそこに、あの人がいた。 幼い頃の憧れと真実の残酷さ。あの夏の日はもう戻らない。

夏のたまごをどこかで失くしてしまったらしい。お父さまから預かった大切なたまごなんだ。夏のたまごが無いと夏がやって来ないんだよ。 ☆彡表紙絵はAIに描かせたものです。

ヒンメルとヴォルケ。 空と雲。 見上げたら、遥か高みで遊んでいる彼らが見えるかもしれない。

海とコーヒーとヘミングウェイ。

海を見下ろす丘の上にある小さな喫茶店。真っ白な外壁のそのカフェの名は、Café de Blanche（カフェ・ド・ブランシェ）という。 元気いっぱいの女性オーナーが淹れてくれるコーヒーは格別に美味しい。 海とコーヒーと笑顔を求めて、夏の訪れとともに今日もお客様がやって来る。 ☆彡小さなカフェを舞台に繰り広げるほのぼのプチミステリー。

夏。 出会いがすれ違う。 きっかけは缶コーヒーとクロムハーツ。

きみがいれば、それでいい。 人はそれを恋と呼ぶ。

深夜にドアをノックするのはかつての恋人なのか。息絶えた身体を山奥の湖に沈めたのに帰ってきたのだろうか？彼をそそのかしたのは彼女の双子の妹だった。 真里亞と真里絵の双子の姉妹と関係を持った彼を恐怖が襲う。 隠された真実にあなたは気づくでしょうか？ ☆イラストはノーコピーライトガールより。

書棚から出てきた一枚の古い写真が物語る、今は亡き父の小さな秘密。 帰らぬ人への思い。 記憶は優しくて残酷だ。

嵐が過ぎたあとの庭。 鳥の巣箱が落ちていた。 すでに巣立ったあとだから空っぽのはず でも、なぜか一個だけ、小さな薄青い卵があった。 ☆彡地の文だけで書きました。